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David López

市場と製品戦略, ウェブサイト・デザイン, マーケティング, ビジュアル・デザイン

私はよく考えます。デザインの才能は生まれつきのものなのか、それとも後天的に培われたものなのか?振り返ると、私がクリエイティブの世界へ踏み込んだのは、天性の才能よりも「必要性」によるものだったと気付きました。

子供の頃、私はディスレクシア(読字障害)と診断されました。言語や文章が重視される世界では、コミュニケーションが大きな課題となりました。しかし、それを制約とは考えず、別の表現方法を見つけました。それが「絵を描くこと」でした。言葉がうまく見つからないとき、私は感情や考えを視覚的に表現することで伝えることができました。学校のノートにはスケッチや図解、視覚的な構造がびっしりと描かれ、それによって複雑な概念をより理解しやすくなりました。この思考方法は私にとって自然なものとなり、両親は私の進路を芸術の方向に導くべきだと気付きました。そこから、私は完全にクリエイティブの世界に没頭しました。

サラマンカ大学(University of Salamanca)の美術学部に入学すると、伝統的な絵画や彫刻の枠を超えた広大な世界に出会いました。そこで私は「デザイン」と「ビジュアルコミュニケーション」を発見しました。純粋美術が自己表現を重視するのに対し、デザインは問題解決とメッセージの効果的な伝達を目的としています。私はこの分野に大きな可能性を感じました。好きなことをしながら、他者と協力し、ブランドを形作り、アイデアを具現化するキャリアを築くことができるのです。私はデザインを専攻し、結果として学部の最優秀成績で卒業しました。

卒業したその日からすぐに働き始めました。長年にわたり、広告、ダイレクトマーケティング、デジタルデザインなど、さまざまなデザイン分野を経験しましたが、私が本当に魅了されたのは「ブランディング」でした。 ブランディングは、アイデンティティやストーリーテリングから戦略、ユーザー体験に至るまで、視覚コミュニケーションのあらゆる側面に関わることができます。特に、強いブランドがどのようにしてオーディエンスと感情的なつながりを生み出し、文化を超えて認識を形作るのかに深く興味を持つようになりました。

グローバルな経験:文化の多様性から学ぶ

2008年の金融危機は、私のキャリアの転機となりました。勤務していたスペインのデザイン会社が倒産し、海外に目を向けざるを得なくなりました。しかし、この状況は新たなチャンスとなり、ニューヨーク、リヤド、台北、ルツェルン、ヴィリニュスなど、世界各地のブランディング会社と協力する機会を得ました。この経験は、デザイナーとしてだけでなく、一人の人間としても大きな影響を与えました。

異なる文化の中で働くことで、デザインには普遍的なものがないと学びました。例えば、スイスではミニマリズムが好まれますが、サウジアラビアではより装飾的なデザインが求められます。台湾では機能性とシンプルさが重要視され、アメリカでは大胆さとストーリーテリングが鍵となります。

同時に、美しさとデザインのある要素は普遍的であることにも気付きました。文化的な背景に関係なく、人々は本能的に調和、バランス、そして感情を込めたストーリーテリングに共鳴します。この洞察を通じて、私は柔軟性があり、かつ人間中心のデザインアプローチを築くことができました。

才能 vs. 成長:生涯学習のプロセス

では、私は生まれながらの才能を持っていたのでしょうか?それとも成長によってデザイナーになったのでしょうか?私が学んだことは、「才能だけでは不十分」だということです。本当に重要なのは、「好奇心」「粘り強さ」「継続的な学習」です。

20年以上経った今でも、私は変わらぬ情熱を持ち続けています。デザインは単なる美学ではなく、「コミュニケーション」「つながり」「世界への影響力」を持つ芸術なのです。

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専門分野

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